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十夜法要のご案内

 毎年秋になりますと、全国の浄土宗寺院では、広く「十夜法要」が営まれます。この法要は、もともと陰暦の10月5日の夜から15日の朝まで、十日十夜にわたる法要でした。

 「無量寿経」の一文に基づいた我が国独自の法要で、十五世紀の初めに伊勢守平貞経公の弟貞国公が京都天台宗名刹真如堂で修したのが始まりです。その後、明応四年(1495年)に、鎌倉光明寺の第九世 観誉祐崇上人が後土御門天皇に招かれ、宮中で「阿弥陀経」の講義をされ、さらに真如堂の僧侶と一緒に引声念仏を修し、勅許を得て光明寺で法要を行うようになりました。

 現在では、その期間も十日十夜から短縮していますが、この法要で、仏国土での千年の善行にも勝るお念仏をお称えし、その功徳をご先祖様への追善供養に、また、法要の後、皆様と共に大きなお数珠を繰り、阿弥陀様に護られていることを感謝し、明るく安らかな毎日を送ることができますよう、お繰り合わせの上ご参拝下さい。

【日時】令和元年11月15日(金)
    10:00 法話 池田常臣 上人
    11:00 法要 御親修