増上寺宝物展示室のご案内増上寺宝物展示室のご案内

増上寺宝物展示室とは増上寺宝物展示室とは

徳川家康公没後400年にあたる平成27年4月、その記念すべき年に、家康公によって徳川将軍家の菩提寺と定められ発展してきた増上寺では、本堂地下1階に「増上寺宝物展示室」を開設致しました。展示の中心となるのは、英国ロイヤル・コレクション所蔵の「台徳院殿霊廟模型」です。台徳院殿霊廟は二代秀忠公の御霊屋(おたまや)として、1632年(寛永9年)三代将軍家光公によって境内南側に造営された壮大な建築群でした。徳川家霊廟の中で最も壮麗とされる日光東照宮のプロトタイプとなった霊廟で、1930年(昭和5年)に国宝に指定されましたが、1945年(昭和20年)5月の戦災により焼失してしまいました。

この模型は、いまではモノクロ写真でしか往時の姿をしのぶことができない台徳院殿霊廟の主要部分が、10分の1のスケールで製作されたものです。1910年(明治43年)ロンドンで開催された日英博覧会に東京市の展示物として出品。博覧会終了後に英国王室へ贈呈され、ロイヤル・コレクションの一つとなり、英国にて大切に保管されてきました。

台徳院殿霊廟模型記者発表会の様子台徳院殿霊廟模型
記者発表会の様子

オープンに先立って、2015年2月5日、駐日英国大使館において「台徳院殿霊廟模型記者発表会」を行いました。 たくさんの方にお集まりいただいた記者発表会では、駐日英国大使:ティム・ヒッチンズ氏と、ロイヤル・コレクション・トラスト総責任者:ジョナサン・マースデン氏より、次のようなコメントをいただきました。

台徳院殿霊廟模型記者発表会

駐日英国大使
ティム・ヒッチンズ

長い年月を経て、台徳院の模型が日本に戻ることを非常に喜ばしく思います。2008年に皇太子殿下が訪日された際、模型の来迎柱の一つを増上寺の副住職に贈りました。今回は模型全体が戻ります。英国と日本が協力することで、歴史的にも政治的にも重要かつ非凡な職人技を広く一般に届けることができるという、今後のあり方を象徴する素晴らしい出来事です。この模型は、炎に消えて取り戻せないと思われた建物を甦らせます。

ロイヤル・コレクション・トラスト総責任者 
ジョナサン・マースデン

この類まれな模型の存在意義は、オリジナルの建物と敷地の消滅によってさらに高まっています。私はエリザベス2世女王陛下の代理として、ロイヤル・コレクションの一つであるこの見事な作品の管理責任を担っておりますが、ロイヤル・コレクション・トラストと増上寺の素晴らしい提携のおかげで、この模型が最高の職人によって修復され、東京の皆さんに江戸時代の最高建築を十分にご堪能いただけることを嬉しく思います。

増上寺宝物展示室オープニングセレモニー増上寺宝物展示室
オープニングセレモニー

増上寺宝物展示室オープニングセレモニーの様子

平成27年4月1日、招待者・報道機関・関係各位をお招きして「増上寺宝物展示室オープニングセレモニー」を開催。

ラウンジにおいて開会法要を行い、テープカットののち、お披露目となりました。展示室内では、ウィリアム・コールドレイク教授により、台徳院殿霊廟模型の解説、山下裕二教授によって五百羅漢図の解説が行われました。

増上寺宝物展示室オープニングセレモニーの様子増上寺宝物展示室オープニングセレモニーの様子

「増上寺宝物展示室」概要

増上寺宝物展示室にお越しの際は、下記をご参照ください。

【名 称】 増上寺宝物展示室
【時 間】 10:00~17:00(最終入場16:45)
【休館日】 火曜日 ※火曜日が祝日の場合開館
【会 場】 大殿本堂地下1階(旧三縁ホール)
【入館料】 一般 700円(税込)※徳川将軍家墓所拝観とのセット券 1,000円 【主 催】 大本山増上寺
【協 賛】 岡三証券グループ
【協 力】 リリカラ、関西ペイント
【企画協力】 森美術館、浅野研究所

宮川香山展
【企画展】
宮川香山展 ― 驚異の明治陶芸 横浜・眞葛ミュージアムコレクション