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年頭のご挨拶〜コロナの収束を願う(法主 八木季生)

年頭のご挨拶

 令和3年の新しい年を、お元気にお迎えになったことをお喜び申し上げます。私も90歳を過ぎて昨年11月で無事12年を縁山で過ごさせていただきましたが、さらにもう1期4年を、縁山の如来様にお仕えするようにと、推戴委員の皆様方に御推戴いただきましたので、十分とは申せませんが務めさせていただきます。

 昨年は七草の明けた頃に始まった新型コロナウイルスの感染によって、一年を通じて不安と恐怖の毎日になってしまいました。
始めはウイルスの感染状態がわからないので、対応ものんびりしていましたが、日が経つにつれて感染力の異常な強さに驚き、地球上の各国が対応に警戒を深めました。まだウイルスの正体がはっきりとしませんが、どうぞ今年は、マスク無しの明るい毎日になるように願っています。

 地球上に生命体が発生して現在の状態になるまで、どれほどの時が過ぎ去ったかわかりませんが、生命を育てる偉大な働きがあって、現今の我々が存在していることを否定はできません。然し長い生命の歴史の間には、育てる働きと、その働きを破壊する働きが有ったであろうことも否定できないことです。ただ言えることは、育てる働きの方が、それを破壊する働きよりもすぐれていたからこそ生命が存続してきたということでしょう。

 この両者の葛藤の中で、生命を育て護る働きをした智慧と能力を作り出したのは、一体何処から現れてきたものでしょうか。 人間の持つ智慧・能力を遥かに超えた存在であることは間違いありません。

 この分野は、人間の持つ才能を超えた存在ですから、宇宙智慧、宇宙能力とでも言うべきで、これを仏教では如来の智慧、如来の能力と名付けています。今年はこの如来様のお力をいただいて、新型コロナウイルスが収束され、豊かで平和な日々が訪れることを願っています。

法主 八木季生



新年のごあいさつ(執事長 友田達祐)

 謹んで新春のお慶びを申し上げます。

 皆々様には平素より格別のご支援をいただき誠にありがとうございます。

 増上寺八木法主台下におかれましては、昨年11月に4年間の法主任期を無事満了されましたが、法主推戴委員会の再任要請をうけ、引き続き4期目をお勤めいただくことになりました。

 増上寺では、来る令和6年の「法然上人浄土宗開宗850年」に向けて、諸々の慶讃事業に取り組んでおりますが、その先頭に立ってご教導をいただけますことは、私共職員にとりましてまことに心強いかぎりであり、一同心も新たに職務に精励する覚悟であります。

 思えば、昨年はコロナ禍に明け暮れた一年でありました。増上寺も、事業・行事の中止や延期、業務の縮小などかつて経験したことのない事態の連続で、皆様にご迷惑やらご心配をおかけしておりますが、幸いにしてご寺院様はじめ、檀信徒、講中、有縁の皆様から尊い浄財のご寄付をいただき、慶讃事業が少しずつ進展しておりますことを衷心より感謝申し上げます。

 10月から大地震に備えた「大殿のチタン瓦総葺き替え」が始まりましたが、本堂等のお参りには支障ありません。昨年延期を余儀なくされた御忌大会も、今年4月には何としても唱導師様にご出仕いただき、厳粛な法会を営みたいと念願しております。

 なかなか先の見通しが立たない不安な時代ではありますが、こんな時こそ、お念仏のみ教えを拠り所に、心を寄せ合って苦難を乗り越えていきたいものであります。皆様のご健勝を心より祈念しご挨拶と致します。

執事長 友田達祐