お知らせ

浄土宗開宗850年奉賛局だより(3月)

2021.03.01

大殿屋根の姿についてのお話

 まずは、早速に協賛金をご志納いただきましたご寺院様、檀信徒様には紙面をお借り致しまして厚く御礼申し上げます。

 大殿の屋根にお名前をお残しする「瓦志納」の申込期限(本年4月30日)が近づいてまいりました。増上寺とのご縁を深めていただくまたとない機会ですので、ぜひお携わりいただければと思います。

 さて、今回は増上寺大殿の屋根の姿についてお話しさせていただきます。

 皆様ご存じのように大殿の屋根は重層構造になっております。上部の層を錣(しころ)屋根と呼んでおりますが、もともと錣とは、兜や頭巾などの下部に布や縅などを垂らし後頭部を保護する覆いのことをいいます。大殿の屋根では、最上段の屋根から、次の屋根が四方に広がっており、兜から錣が垂れているようにみえます。

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 一方、下層は裳階(もこし)屋根といいます。裳階は、通常、本来の屋根の下にもう一重屋根をかける形で付けられています。雨打(ゆた)ともいい、雨風から建物を保護するもののようです。また、裳(も)は、平安時代の女性が十二単などで腰から下にまとっていた服をいいますので、裳階屋根も建物の下層に備えられることで、その姿を優美に見せているのかもしれません。

 これまで何気なく見上げてきた屋根にも名前があり、建築以外の日本文化ともつながりをもっています。このような伝統的な建築様式に、チタン瓦という新しい技術が用いられることを楽しみにしていただければと思います。

大殿屋根瓦総葺き替え・瓦志納のお問合せ先

大本山増上寺
浄土宗開宗850年奉賛局
TEL:03-3432-1431
FAX:03-3432-1437
Email:zojoji_kaishu850@zojoji.or.jp
※お電話の受付時間は、9:00-17:00となります。