明けましておめでとうございます。本年も慶讃事業は続いてまいります。

　まずは、早速に協賛金をご志納いただきましたご寺院様、檀信徒様に紙面をお借り致しまして厚く御礼申し上げます。

　早いもので奉修要綱をお送りさせていただいてから3年の歳月が過ぎました。

　大殿屋根瓦の総葺き替え工事は工事期間中の事故もなく、昨年10月29日に無事竣工し、引渡しを受けました。11月29日には本事業の実行委員を中心に関係者立ち合いのもと竣工式が執り行われました。

　瓦志納では29,350人もの方にご縁を結んでいただいたほか、工事には延べ7,323名もの職人様にご尽力いただきました。これから末永くご本尊阿弥陀如来様をお守りし、世界中からお参りに来られる大勢の方々が、安心と安全の中でお参りしていただけることでありましょう。

　今後の大きな事業として、国の重要文化財である三解脱門解体大修理があります。

　本年度と来年度の二年は三解脱門の解体大修理に向けて調査を行っています。
この調査を踏まえ、令和6年4月の慶讃御忌大会の後、およそ10年をかけて解体大修理が始まります。

　修理を済ませ、朱色の漆にて再度輝く姿を現す三解脱門は、増上寺に来られる方々に手を合わせられる姿となるのでありましょう。

　今後まだまだ開宗850年に向けた慶讃事業は続いてまいります。皆様方の益々のご理解とご協力を切にお願い申し上げます。

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