大殿は大地震に備える工事を行います
　〜大殿耐震補強事業・本堂天井補強事業〜

　増上寺大殿は本年、浄土宗開宗850年慶讃事業として、大地震に備える耐震補強工事及び本堂天井補強工事を行います。

　世界中から参拝者の集まる大殿は、大地震が起きたとしても堂内の安全が確保されなければなりません。2階の本堂は、写真のように、太い柱に支えられることによって広々とした空間をつくり出しています。ご本尊と参拝者とを遮る壁がなく、どこからでも仏様と向き合うことができる一方、壁が少ないために地震のような揺れには構造上の不安が残ります。

　そこで、耐震性を十分に満たすよう、本堂正面（東側）の壁を厚くする工事を行います。またこれに伴い、地下2階霊廟内の一部柱を太くすることにより補強します。

　さらには、本堂の天井が大きく崩落することを防ぐため、天井を補強する措置を行います。

　各工事により下記の通り、大殿の利用が制限されます。皆様にはご迷惑をおかけ致しますが、長期的な視野のもと安心安全な大殿をつくりあげるためご理解をいただきますようよろしくお願い申し上げます。

• 開宗850年奉修事業浄財勧募志納寺院一覧

本事業に伴う大殿の利用制限について

●2階 本堂
閉堂－令和5年4月御忌後〜同年8月中旬
※通常本堂にて執り行われる法要は、他のお堂にて執り行われる予定です。
当山檀信徒様の法事につきましては、当山法要課にお問い合わせ下さい。

●3階 仏間
制限－令和5年4月御忌後〜同年8月中旬

●地下2階 霊廟
一部限－令和5年8月下旬〜同年12月末
※当山より特に連絡する方を除き、原則として工事期間中もお参りが可能です。

●地下1階 宝物展示室・ラウンジ
閉館－令和5年4月10日〜12月下旬
※工事内容・工程は変更される可能性があります。