お知らせ三解脱門大修理 経過報告


都内有数の歴史的建造物である増上寺三解脱門(重要文化財、通称三門)は、前回の本格修理から約50年が経過し、建物の軸部にゆがみが生じているほか、屋根や漆塗装に劣化や破損が生じています。このたびの大修理事業では、令和3、4年度に行った調査結果をもとに綿密な修理計画が立てられ、令和5年度末より上の表の工事が行われています。修理完了は令和14年秋頃の予定です。
建物の安全性を高め、文化財的価値を保持し続けるための修理工事です。長期間皆様にはご迷惑をおかけいたしますが、ご理解ご協力の程よろしくお願いいたします。
現在までの進捗状況
修理工事は長期にわたるため、全体を2期に分けて実施しています。I期工事(令和6年8月〜令和9年12月)では、素屋根(工事中の雨を防ぐ仮設の覆い屋)の建設と破損部分の解体・調査を行い、II期工事(令和10年1月〜令和14年8月)では組立や漆塗り、素屋根の解体を行います。現在はI期工事の中盤に当たります。素屋根建設に先行して、令和6年2月末から樹木の伐採や境内の整備を始め、令和7年8月に素屋根が完成しました。一時、三解脱門下を通行できない期間が生じましたが、現在は素屋根下部の通路を通行できるようになっています。
素屋根が完成した後は、傷んでいる部分を取り外す「解体工事」と、漆の「塗装工事」が、主に並行して進められています。
解体工事では、屋根頂部の箱棟の取り外しに始まり、上層・下層の屋根瓦や木部の取り外しを行っているところです。元に戻せるよう大きさや傷み具合を記録しながら作業が進められています。
また、塗装工事では、外壁の古い漆を除去する搔き落としが行われました。今後は30以上に及ぶ工程を順に進め、下地の調整から最終的に上塗りへと仕上げていきます。






