お知らせ三大蔵シンポジウム「大本山増上寺三大蔵がもたらす未来」開催
5月31日午後1時〜4時、増上寺光摂殿講堂において、「大本山増上寺三大蔵 ユネスコ『世界の記憶』国際登録記念シンポジウム『大本山増上寺三大蔵がもたらす未来』」が開催されました。
本シンポジウムは、増上寺が所蔵する三種の大蔵経がユネスコ「世界の記憶」に国際登録されてから1周年を迎えたことを記念し、浄土宗・大本山増上寺・一般財団法人人文情報学研究所の主催により行われたもので、登録申請書の作成を担当した浄土宗総合研究所の柴田泰山師が司会を務めました。
開会にあたり、当山小林正道執事長が挨拶し、その後の講演では、武蔵野大学教授・東京大学名誉教授の下田正弘氏が「DX-AI時代の文化財と大蔵経の編纂」と題し、デジタル時代における大蔵経の未来について論述しました。続いて、コレージュ・ド・フランス名誉教授のジャン=ノエル・ロベール氏が「増上寺三大蔵の意義」と題し、三大蔵の東アジアの漢字文化圏における価値を論じました。さらに、カリフォルニア大学バークレー校教授のマーク・ブラム氏は、申請書英訳の経験を踏まえ、「増上寺三大蔵のユネスコ『世界の記憶』申請の英訳事業」について講演し、日本仏教文化を世界へ発信する重要性を語りました。
後半の対談セッションには、慶応義塾大学教授の永崎研宣氏を加えた4氏が登壇し、それぞれの専門的な立場から、三大蔵がもたらす未来について活発な議論が交わされました。
最後に、当山の袖山榮輝教務部長が総括を行い、約100名の聴講者とともに、大蔵経が仏教文明を支えてきた文化的遺産であること、そしてその象徴である増上寺三大蔵を未来へ継承していく意義と使命を改めて確認しました。






