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静寛院宮 景徳祭のご案内

 和宮様(静寛院宮、十四代将軍徳川家茂公御正室)は弘化3年(1846年)5月10日にお生まれになりました。当山ではご生誕にあわせ、「景徳祭」法要を厳修しております。

 和宮様は仁孝天皇の第八皇女で、孝明天皇の妹宮として生まれ、徳川家茂公に降嫁しました。公武合体という朝廷と幕府を結ぶこの結婚は、開国と攘夷に揺れる当時の国内世論を統一し、外国からの干渉を排除する重要な役割を担うものでした。家茂公没後は静寛院宮として江戸に留まり、大政奉還、江戸城開城など新旧体制の円滑な移行や、その後の徳川将軍家の処遇、旧幕臣の救済に貢献されました。

和宮様ブロンズ像

alternate  等身大といわれるブロンズ製の御像が増上寺安国殿左脇壇に安置されております。昭和元年(1926年)に増上寺で修された静寛院宮50回忌法要ののちに企画され、〝和宮様の奉賛顕彰と日本女性の婦徳の涵養〞を目的に、同8年正月、鋳造師・慶寺丹長により制作されました。宮中の式日に参内する姿を表したとされています。

和宮様の墓所

alternate  和宮様の没後、明治政府よりご遺体を京都へ戻すよう沙汰がありましたが、遺言に従って増上寺境内北側の御霊屋にあった家茂公の墓所の隣に葬られました。

 旧霊廟全域が戦災で焼失したのち改葬され、境内西側の徳川将軍家墓所内で、今も家茂公と並んで祀られています。

【日時】令和2年5月10日(日)
    13:00 法要 御親修


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